よしなしごと




ごぶさたしております。気がついたらもう2月もあと3日で終わりとは!
給料日が来てやっと一息ついたら…終わりかい!という…

ほんとにこの1ヶ月も一杯一杯でした。
御陰さまでdahliaさんの委託の方が好調ということで、1月と2月、無事dahliaさんには納品させて頂きました。

最近人気のパール人シリーズも写真の結婚バージョンもすぐ売れてしまったということで…。どんな人が買ってくれたのだろうか、と一人で思いを巡らせております(^^)

あとは人シリーズの新作「ワンルームシリーズ」も作りました。


これは片耳ピアスで、リバーシブル仕様(パールのキャッチ)なので、残念ながらイヤリングには非対応なのですが…にも関わらず人気みたいで、嬉しい限りです。
原宿ということもあって、外国人のお客様も多く、このピアスも買って下さった方がいるとか…!!コップのふち子のように、遠い海の向こうでワンルーム暮らしを満喫しているのか…っかー羨ましいぜっ!とアホな妄想をしています。



そんなこんなの毎日ですが…
作るという事については、日々思いを巡らす毎日です。


ある日ツイッターで「「ハンドメイド」という言葉が単に技術や生産性がないものにまで「ハンドメイド」とするだけで希少感とか価値をつけるのに利用されすぎている」という内容のツイートを目にしました。その通りだなーと共感し、それを受けて、「ハンドメイド=付加価値ではない、誰かが既にやっていることの劣化版に付加価値はつかないので、肝に銘じたい」という内容をつぶやいたところ、珍しく色々な方からRetweetとかお気に入りの反響がありました。(びっくりしたぜ。)

あとは、最近は「自分のイラストが外国のメーカーにパクられて商品化されていた!」とか、「自分のデザインがパクられて同じような手作りの人に売られていた!」とか、コピーパクリ問題も時々見ます。


そりゃー我が子のようにかわいい自分の作品を人にさらっとコピーされたら悲しい。
(私のは売れ線じゃない上に高くないので、全くコピーするうまみがないので、心配ご無用なんですけど)
色んな作家さんのもの作りに対する情熱はすごいと思います。
色んなコメントを見ながら、励まされたり、身につまされたり。

ある時
「ちょっとした思いつきなんかではありません!!」ていうコメントがあって。


「思いつきなんか」と言われるとちょっと考えるところがあって…


私は殆ど思いつきでものづくりをしているので。
(もちろん、誰かのをみて同じようなのを作ってみよう!という類の思いつきではないが!)
「思いつき」は悪い事なのだろうかと。



このワンルームピアスもほんとに思いつきから始まった。

私は普段所謂、OL?的な仕事(事務ではないけど)をしていて、
ある日通勤の帰り、ちょっとベッドタウンのあたりを通っていた。
団地の灯りを見るのが好きで、ドア際に陣取って外を眺めていたときに、
団地の窓から人影が見えて…遠くから見ると小さい箱みたいな団地にも、
一人一人の人が生きてるんだなぁーと、感慨深くひとりごちていたが、
そのときに、四角の中に人がいるって、なんか面白いなあ。と思って、
家に帰って、大量の材料のストックの中からガチャガチャして生まれたのだった。

まあ、そのあと、実際に形になるまでは、お前はダイソンの試験場か?っていうくらい、
謎の強度試験をしたり、色々…ありましたけど(笑)

まあ、そんな過程も含めて楽しいんですけど。



以前、つくることを少しだけ仕事にしていた時があって、
その時は「売れるものを…売れるものを…」というのをうわごとのように考えていたような気がします。結果、雑誌に載っているようなものを作ったほうがいいのか?
と考えだしちゃったり。全然楽しんでできていなかった。


今はもの作りが生活の中心じゃないけど、心の拠り所っていうかんじ。
拠り所っーと何か重いな。
本気の自由研究みたいなっていう方が近いのか?


ある意味生活の中心じゃないからこそ、売れ線に囚われず、
好きなだけ遊べるんだなーと思います。


あと昔は、仕事しながらもの作るなんていう発想が全くなく、
時間が全然なくて「えーい、もうこれでいいや!」と妥協してしまうんじゃ
ないかと考えていましたが、逆でした。



もの作りが生活の糧となっている方にはお叱りを受けるような思慮の浅さもあるかもしれない(まだ私はそこまでのステージにはいけていない)とは思うものの、私は思いつきを大切に、思いつきだけでは終らないようなものを作っていけたらな、と思います。




兼業も、そら色々ありますけど、
何を大変と思うか、何を楽しいと思うかは人それぞれ。
だから、兼業=中途半端なヤツ!とは思われないように、
頑張っていこうと思います。








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